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傷口に塩
我が家の2歳児は、といってもまだ2歳と2ヶ月だが、大変よくしゃべる。
好奇心も旺盛で、「これは何?」「あれはどうしたの?」と何度も何度も確認する。
前向きな知識欲にあふれているかのようで、なんともうれしい成長!
・・・なのだろうが、往々にしてかなりうっとおしい。

先週のこと。
白樺湖の保養所へ向け、不案内な土地への久しぶりの遠出。
ナビの地図データをここ数年更新していないせいもあり、時々違う道に突入。
都心の街中なら、そのまま突っ走ってもなんとかなりそうなものだが、
周囲が畑だらけの不案内な場所で間違うと、さすがに不安になって戻ることに。

ダンナがちょっとイラつきながらバックを始めると、すかさず、後部座席から声が・・・。

「ねえ!パパ、間違っちゃったの?違うとこいっちゃったの?
ねえ、間違っちゃったの?パパ違ったの?ここで降りるの?★ちゃん降りるの?」


一回目は苦笑しながら聞き流した、生来温厚な夫も、
さすがに三回目にもなると(本人もかなりイラついているだけに)我慢しきれず、
「ああ、間違ったよっ!パパが間違ったんだよっ!ごめんなさいっ!(怒)」

先々週のこと。
近所のたこやき屋さんで「ご自由にお取りください」な風船を発見。
ひょろっとした棒の上に、しょぼいゴム風船がくくりつけられた、昔ながらのアレである。

白がいいだのピンクがいいだのやっぱり赤がいいだの、
店頭で見苦しい争いをご披露した後、6歳児が赤、2歳児はピンクを頂いた。
珍しくバギーに乗っていた2歳児は大事に風船を抱え、
6歳児はあちこちに風船をかざしながら、ふたりともご機嫌で帰宅・・・のはずだった。
が、突然「ばんっ」「ひ、ひ、ひ、うわぁぁぁぁぁぁん!」の大音響。
6歳児の風船が、道端の雑草に触れて割れ、ゴムの破片が顔に当たったらしい。

6歳児がやっと泣き止み、風船を失ってしまった悔しさをこらえようとしていたその時、
バギーの中の2歳児が兄貴の異変に気づいた。

「あれ?おにいちゃんのふーせんは?ねえ?ふーせんは?あかいふーせんは?
ないの?ねえ、ないの?なくしちゃったの??★ちゃんのは、あるよぉ♪」


やっと泣き止んだはずの6歳児、再び目が潤み始め、すすり泣きながら帰宅。


2歳児。無邪気に相手の傷口に塩をぬりこむ女・・・。
by mkumano | 2005-07-05 00:15 | □ 2歳(♀)進級済 □
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